2024年9月21日にインタークロスにて、「Python Boot Camp in 宮崎」が開催されました。
Python Boot Campは、Python普及のため、一般社団法人PyCon JP Associationが日本各地で開催しているイベントです。
初心者向けの内容となっており、宮崎では今回が初開催となりました。
宮崎で講師を担当したのは寺田学さん。
株式会社CMSコミュニケーションズの代表取締役で、「Pythonによるあたらしいデータ分析の教科書」や「スラスラわかるPython」など専門書籍の執筆も手掛けています。
現地スタッフとして、濵砂大輝さん、杉田尚弥さんがイベントの企画・運営をおこないました。
今回のイベントでは、一般公開されているPython Boot Campテキストの内容を元に、簡単なプログラムを書き、Pythonの基礎的な文法について学びます。
参加者は全員ノートPCを持参し、実際に手を動かしてPythonのプログラミングにチャレンジしました。
電卓のようにPythonを使う、文字列を入力する、関数を使ってみるといった動作を確認した後、「FizzBuzz」というゲームを解くプログラムをPythonで書いてみます。
FizzBuzzとは、複数の人が集まって行うゲームです。
ひとりひとりが1から順に数字を発言し、数字が3で割り切れる場合は「Fizz」、5で割り切れる場合は「Buzz」、3 と5 で割り切れる場合は「FizzBuzz」と発言します。
自分の順番が回ってきた時に素早く暗算ができないと正解を答えられなくなってしまいます。
そこで、1から100までの数字の中で「Fizz」「Buzz」「FizzBuzz」になるものを判定するプログラムを作ろう!というのが今回の内容です。
それぞれの文字列がどのような意味を持ち、どんな動きに繋がるのかを寺田さんが丁寧に解説してくれます。
初めてプログラムを書くという参加者も多かったのですが、運営スタッフの皆さんのサポートもあり、全員無事にプログラムを完成することができました。
休憩時間を挟み、後半の時間ではより難易度の高い「データ型」の解説や、Pythonの仮想環境の作り方についての説明がありました。
今日の勉強会の最後の演習はさまざまなWebサイトから情報を取得するスクレイピングの実践です。
Pythonの標準ライブラリを使用しながらコードを記述し、実行しました。
コードは1文字でも間違いがあると、エラーになってしまい正しく動きません。
期待した結果が出ない時には質問しながら、問題になっている箇所を見つけ出して修正します。
エラーの原因を特定して動いた時には、参加者も笑顔になっていました。
今回のイベントの参加者はほとんどがプログラミングの初心者でしたが、楽しみながらPythonを学ぶことができました。
今後もインタークロスで開催されるイベントの内容をご紹介していきたいと思います。