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進路と仕事について考えるセミナーが開催されました


2月23日宮日ホールにて宮崎市主催の就活セミナー「みんなで考える、進路と仕事のこと。」が開催されました。

これから社会に出る学生や転職を検討する社会人にとって、進路選択やキャリア形成に関して多様な選択肢があるようにみえる昨今。当事者だけでなく家族や学校関係者にとっても「何を基準にして選択すべきか」について思い悩むケースが少なくないようです。

今回のセミナーでは学生や保護者をはじめ、企業や教育関係者を交えて地方における進路と就職について考えました。

トップバッターは日章学園高等学校進路指導部長の藤先生。高卒者における就職の状況や企業の求人動向などを共有されるとともに、現役高校教師の視点で「幸せな就職」とは何かについて語られました。

これまでに多くの生徒や企業担当者と向き合ってきた中で行きついた一つの結論、それは「100%自分の希望を満たす仕事はない」ということ。だからこそ藤先生は「やりがい」や「成長」を軸に就職の選択肢を見極めてほしいといいます。そしてまずは自分を知り、自分は何を重視しているかを明確にしていくことで「幸せな就職」に近づくのではないかと話されました。

続いて登壇したのは宮崎大学で特別講師をされている新村さん。新村さんは自身の経験から、自分自身を知るにはチャレンジと失敗を繰り返すことが大切だと話されます。

学生時代から中心市街地活性化に向けた取り組みをはじめ企業訪問やイベント運営などの活動をおこなってきた新村さん。決して最初からやりたいことが決まっていたわけではなく、まずは興味のあることから動いてみて、そこでの出会いや経験によって少しずつ自分を知っていったと当時を振り返ります。会場の学生に向けても、主体性を持って取り組み自分で考えていく力を磨いていってほしいとエールを送りました。

続くディスカッションで登壇したのはスパークジャパンの岡田社長、宮崎交通総務人事部の林田課長、宮崎公立大の市村助教。若手社員代表としてセキュリティーロード新入社員新地さん、学生からは宮崎国際大学3年の森さんも参加。異なる立場の5人がこれまでの経緯や自身の経験を交えて、働くことや働き方について話しました。

大学生森さんの素朴な疑問やリアルな不安から始まったディスカッション。企業の選び方や中小企業でのキャリアの積み方、地方で働く可能性などについて展開されました。

ここでの話題の中心となったのは主体的に動いていくことの大切さでした。中小企業は都心の大企業に比べるとトップや社員同士の距離が近く関わりが密になるため、自分の意見を述べやすい環境があるといいます。自分事として捉え、自主的に動くことは幸せや満足感に密接しているようです。

最後は宮崎産業推進機構の緒方理事長が「いい会社」とはどのような会社なのかについて話をしました。

緒方理事長は国や県などから認定や表彰を受けていることにも注目してみるといいのでは、と提案します。中小企業の中には独自の技術や地域との関係性、雇用の安定などを評価されていたり、今後の成長期待企業として認定されている企業も多くあります。また挨拶や整理整頓、清掃などといった基本的なことがきちんとおこなわれているかどうかも分かりやすい目安になるといいます。就職の選択肢に安心して県内就職を加えられるよう、宮崎県では県が一体となって企業をサポートする動きが高まっているそうです。

「自主性」「当事者意識」といった言葉がカギとなった今回のセミナー。
様々な属性の方々からそれぞれの視点で課題やメッセージをいただきましたが、いかに当事者意識を持って取り組めるかどうかということが共通して挙がりました。

企業の知名度や大きさ、場所にとらわれず仕事ができるようになっている昨今。当事者意識を感じやすい場所で働けるということが幸せな就職に繋がる1つになるのではないかと感じたイベントでした。

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