2023年1月20日、インタークロス(宮崎キャリア・デザインスクール)にて、職業訓練生に向けたキャリアイベント「宮キャリを卒業した今の私のキャリア」を開催しました。
「宮崎キャリア・デザインスクール(通称:宮キャリ)」では、2006年の開校以来、Web・デザインのスキルを身につけるための職業訓練を実施してきました。
これまでに受講した方は1,000名を超え、卒業生は県内外のさまざまな業種・業界で活躍しています。そんな多数の修了生の中から今回は6名の先輩が来校してくれました。
当日は現在開講しているクラスのほぼ全員、40名を超える受講生が参加しました。
在籍中の受講生のほとんどが未経験からWebを学んでいます。普段の学校生活の中で講師やスタッフを通じて修了生の話を聞くことはありますが、自分自身がどのような仕事に就けるのか、将来どうなりたいかというイメージは付きづらい…という声があるのも事実。
今回のイベントは同じような道を歩いてきた先輩から、なぜ宮キャリへ入校しようと思ったのか、学校で学びながらどんなことを考えどんな選択をしてきたのか、そして就職後にどんなキャリアを描いてきたのか、直接話を聞くことができる機会です。
大切なことを聞き逃さないよう、それぞれメモを片手に参加をしていました。
まずは修了生6名の紹介からスタート。
宮キャリでは年齢・経験が異なる受講生同士が、少しでも気軽にコミュニケーションを取れるようお互いをニックネームで呼び合う文化があります。
今回来てくれた修了生の皆さんも在籍当時のニックネームで紹介します。
あわせて入校前の経歴と現在のお仕事についても簡単に話してもらいました。
36期生:ゆう(現在のお仕事:ジュエリーショップの店舗運営、ネットショップ運営)
67期生:フッチー(現在のお仕事:食品や農産物の販促支援、ネットショップ運営、デザイン制作)
43期生:四条(現在のお仕事:リサイクルショップの社内デザイナー)
72期生:タツヤ(現在のお仕事:webエンジニア、サーバー保守業務)
56期生:みっちー(現在のお仕事:企業のSNSアカウント運営)
57期生:まきちー(現在のお仕事:広告デザイナー)
今回イベントに参加したのは79期生・80期生・81期生ですので、ゲストの皆さんが修了した後も本当に多くのクラスが開講と修了を繰り返していったことが分かります。
ゲストの紹介の後は、宮キャリ在校中に感じていたこと、就職してから感じたことを掘り下げて聞かせてもらいました。
宮キャリに通って良かった事、学校生活で印象に残っていること、今の仕事で学んだ事がどのように活かされているのかなどを質問しました。
複数の先輩が話していたのが「もっと先生に色々なことを聞いておけばよかった」ということ。
訓練生活で学んだ事が今の仕事で活かされていると感じる一方、実際に働き始めて更に専門性が深まっていくにつれて、悩むことや迷うこともあるそうです。
それぞれ就職後も本を買ったり勉強会・セミナーなどに参加をしたりして情報収集や学びを続けているということでした。
セッション後半におこなった質疑応答では、在校生から「今だから感じる悩みや不安」に関する相談も。
エンジニアを目指す受講生からは、仕事としてコードを書くときに気をつけなければならないことや勉強の進め方について質問がありました。
また子育て・家事と、学校生活・就職活動の両立についての相談もありました。
同じような経験をしてきた先輩からは共感の声とともに「子どもはどんどん成長していくから、お子さんの健康管理を大切に、周りで頼れる人がいるならどんどん頼って、今だけの時間を楽しんでください」と暖かい励ましももらうことができました。
イベントの最後には卒業生からそれぞれ、これから就職活動を控える受講生に向けて、応援の言葉もありました。
今回のイベントではIT業界でお仕事をしている修了生だけではなく、サービス業や小売業で学んだ事を活かして活躍している修了生の事例についても聞くことができました。
また修了生にとっても、他社で働く同世代の人達のキャリアを知る機会になりました。
宮キャリ生はこれから転職という人生の大事な分岐点を迎えます。
どんな仕事に就くのか、どんな業界に関わっていくか、選択肢は無数にあります。
今回のイベントは宮キャリ生・修了生それぞれに、生き方や働き方の視野を広げる時間になったのではないかと思います。